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ステイゴールドの子オルフェーヴル 得体の知れないやつの中でも化け物じみていた“怪物” |更新8/8 従順なディープインパクト、抗うステイゴールド

ディープインパクトとステイゴールド

ともに父サンデーサイレンス

  両馬の競走成績を比較するなら、GⅠ競走7勝(3冠、天皇賞・春、宝塚記念、ジャパンカップ、有馬記念)のディープインパクトと、GⅠ競争1勝(香港ヴァーズ)のステイゴールドでは、天と地ほどの差だ。

ディープインパクト - Wikipedia

ステイゴールド - Wikipedia

サンデーサイレンス - Wikipedia

小柄だが、 燃えすぎる気性は父サンデーサイレンスから

 2頭とも馬体は小柄、燃えすぎる気性は父サンデーサイレンスから受け継いだ。気性難に関しては、それほど差異はないかも知れない。

 また、サンデーサイレンス自身、当歳時(0歳)に見栄えも悪く、気性にも難があり、売れ残ったと言われている。

幼少期のサンデーサイレンスは体格が貧相で、後脚の飛節が両後脚がくっつきそうなくらいに内側に湾曲(外弧姿勢、X状姿勢という。そのような体型の馬は下半身の推進力に欠けるとされる)していた。ストーンファームの経営者アーサー・ハンコック3世は幼少期のサンデーサイレンスについて「脚がひょろ長くて、上体は華奢」であったと述べている。さらに幼少期のサンデーサイレンスの馬体はくすんだ鼠色をしており、その容貌は、テッド・キーファーがストーンファームを訪れた際に必ず「あんなひどい当歳(0歳)馬は見たことがない」「目にするのも不愉快」と言うほど見栄えがしなかった。また気性が激しく、扱いの難しい馬であった。

サンデーサイレンス - Wikipedia

運命に噛みついた馬―サンデーサイレンス物語 単行本 – 2002/4
レイ ポーリック (著), Ray Paulick (原著), 大関 夏子 (翻訳)

従順なディープインパクト、抗うステイゴールド

優等生タイプのディープ

 燃えすぎる気性に差異はなかった。が、差があるのだとすると、人間に従順なディープインパクト、抗うステイゴールドと個人的には、そう見ている。

 人間の指示通りに賢く立ち回れたディープ。反対に、レース中終始、騎手と喧嘩しているステイゴールド。産駒のオルフェーヴルも同様にそうか。

 優等生のディープ。実はさほど高額では無かった。

 7000万円程度か。

 産駒が5億越えとのニュースで世間を騒がせたことを思うと、自身の幼駒時は言うほどエリート馬という感じでもない。

オルフェーヴル - Wikipedia

セレクトセール - Wikipedia

金子真人 - Wikipedia

ノーザンファーム - Wikipedia

ディープ産駒5億8000万円 歴代2位、落札総額も最高 - サッと見ニュース - 産経フォト

ディープインパクトは2002年(平成14年)3月25日に北海道勇払郡早来町(現在の安平町)のノーザンファームで生まれた。ノーザンファーム場長の秋田博章は生まれたばかりの同馬を見て、体のバランスは良いと思ったが、ほかの馬と比較して目立って良い点があるとは感じなかったと語っている。

0歳時にセレクトセールに上場されたディープインパクトは、金子真人に7000万円で落札された。馬体の薄さが嫌われたのか、上場されたサンデーサイレンスの産駒14頭のうち9番目の落札価格だった。購入した金子はこのときの瞳の輝きに衝撃を受け、また多くの人々に強い衝撃を与える馬になって欲しいという思いから「ディープインパクト」と名付けた。

ディープインパクトは0歳10月にノーザンファーム遠浅の1歳馬用の厩舎に移動した。関節に不安があると判断されたため、遠浅に移動した翌日から「パドック」と呼ばれる小さな放牧地に入れられて運動を制限された。広い場所で放牧されるようになったのはそれから約1か月後だった。ノーザンファーム場長の秋田は遠浅時代のディープインパクトについて、集団のリーダーではなかったものの、集団の先頭に立って走ろうとし、薄い蹄を擦り減らして血だらけになりながらも走るのをやめなかったと語っている。

ディープインパクト - Wikipedia


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“善戦マン”ステイゴールド

 デビュー当時から燃えすぎる気性で競馬ファンを盛り上げた。善戦マン、シルバーコレクター...様々な名で呼ばれた。

 騎手や厩舎関係者からも悪評が立っていた。ただ、その悪評も期待の裏返しだったように思う。そもそも期待馬でなければ話題にもならないし、メディアも取り上げるはずがない。揶揄され、メディアが喧伝すると言うことは注目されていることの証。

 アンチも同様にそうか。期待と裏切られたことへの恨みつらみからもアンチは生まれる。...いずれにせよステイゴールドは期待されていた。

 騎手や厩舎関係者も、やれやれwと思いながらも、つきっきりで手入れをしていたのではないのか。また、ステイゴールドに初GⅠタイトルを獲得させた騎手は“天才”“平成の盾男”...と、こちらも様々な名でよばれた武豊。

1994年、北海道白老町の白老ファームに生まれる。父は1989年の全米年度代表馬で、日本輸入後に1995年から12年連続のリーディングサイアー(首位種牡馬)となるサンデーサイレンス、母ゴールデンサッシュは中央競馬で5戦未勝利ながら、その全兄には快速馬として知られたサッカーボーイがいた。父にとっては3世代目、母にとっては2頭目の産駒であった。当時白老ファーム場長だった服巻(はらまき)滋之によれば、サンデーサイレンスよりもゴールデンサッシュの雰囲気が出た馬であったという。管理調教師の池江泰郎は、生後間もない本馬の第一印象を、「きりっとした小柄な馬で、かわいらしくてからだは薄かったけど、黒くて品があってバランスがいいと思ったね。動きがキビキビして見えた」と語っている。

秋から系列のノーザンファーム空港牧場に移され、馴致および育成調教を開始。当初は大人しい馬であったが、人を乗せて走るようになると気性の激しさを見せ始め、しばしば後肢で立ち上がり、周囲の馬に乗り掛かろうとする悪癖を出していた。調教に向かう最中もしばしば立ち上がっていたが、ほぼ垂直に立ったままふらつくことがなく、それを同じ場所で何度も繰り返すなど、腰の強さも窺わせるものであったという。

1995年、系列のクラブ馬主法人・社台サラブレッドクラブの出資募集馬となり、一口95万円×40口、総額3800万円でカタログに載せられ、間もなく満口となった。競走年齢の2歳となった1996年、「ステイゴールド」と命名され、滋賀県栗東トレーニングセンターの池江泰郎厩舎に入った。馬名は映画『アウトサイダー』の主題歌に使用されたスティーヴィー・ワンダーの同名曲に由来する。

ステイゴールド - Wikipedia

アウトサイダー (映画) - Wikipedia

スティーヴィー・ワンダー - Wikipedia

栗東トレーニング・センター JRA

池江泰郎 - Wikipedia

武豊 - Wikipedia

「平成の盾男」武豊、出遅れも“マジック”でV! キタサンと伝説の秋へ発進 - zakzak

武豊、実はJRA・GI初の逃げ切り勝利。キタサンブラックと手にした春天の盾。 - 競馬 - Number Web - ナンバー

黄金の旅路 人智を超えた馬・ステイゴールドの物語 新書 – 2014/5/20
石田 敏徳 (著)

引退レースで怪物の片鱗

 ステイゴールドは、引退レースに選んだ香港ヴァーズ(GⅠ)を「黄金旅程」という名で挑むこととなる。

 レースでの直線、“善戦マン”とは何のことだったのかと思うほどの勝負根性をみせ、差し切り勝ち。

 鞍上の武豊は、レース後に「まるで背中に羽が生えたようだった」と、そう評した。

香港ヴァーズ(GⅠ) 優勝 ステイゴールド   

香港ヴァーズ - Wikipedia

【愛さずにいられない】黄金旅程~ステイゴールド - NAVER まとめ

黄金旅程(ステイゴールド) → 金細工師(オルフェーヴル) → 黄金時代(エポカドーロ) | ☆うまなみ・競馬にゅーす速報

日本馬の香港名表記のカッコよさと面白さ&謎に吹いたwww - 競馬ニュース.tv

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芦毛の怪物オグリキャップ

1990年有馬記念

 その“天才”も、若かりし頃があった。

 印象深いレースを挙げるとするなら、怪物オグリキャップの引退レース、1990年の有馬記念か。

1990年有馬記念(GⅠ) 優勝 オグリキャップ   

第35回有馬記念 - Wikipedia

オグリキャップ - Wikipedia

なぜ「武豊」以外のスター騎手が誕生しないのか?(1) | アサ芸プラス

オグリキャップの母のホワイトナルビーは競走馬時代に馬主の小栗孝一が所有し、笠松競馬場の調教師鷲見昌勇が管理した。ホワイトナルビーが繁殖牝馬となった後はその産駒の競走馬はいずれも小栗が所有し、鷲見が管理していた。

1984年のホワイトナルビーの交配相手には笠松競馬場で優秀な種牡馬成績を収めていたダンシングキャップが選ばれた。これは小栗の意向によるもので、鷲見はダンシングキャップの産駒に気性の荒い競走馬が多かったことを理由に反対したが、最終的に提案が実現した。

なお、オグリキャップは仔分けの馬(具体的には馬主の小栗と稲葉牧場の間で、小栗が管理にかかる費用と種牡馬の種付け料を負担し、生まれた産駒の所有権を半分ずつ持つ取り決めがなされていた)で、出生後に小栗が稲葉牧場に対してセリ市に出した場合の想定額を支払うことで産駒の所有権を取得する取り決めがされていた。オグリキャップについて小栗が支払った額は250万円とも500万円ともされる。

オグリキャップ - Wikipedia

Number(ナンバー)917・918合併号 夢の有馬記念1990―2016 

有馬記念60年史 (週刊Gallop臨時増刊) 雑誌 – 2016/1/12

連勝を続けるも時代が悪い 

 オグリキャップは血統的に見ても良いとは言えず、数百万円で取引されたことを踏まえても、血筋が良いとは言えない。

地方の笠松競馬でデビュー   

 在籍時12戦10勝の成績を残し中央競馬に戦いの場を移す。

 移籍後も連勝を続けたオグリキャップ。

 現在の競馬ならクラシック登録を追加で行えば、3冠レースに出走できたかも知れない。ただ、時代が悪い。

 別路線で機会をうかがうオグリキャップ。

“芦毛頂上対決”

 むかえた、天皇賞・秋(GⅠ)。

 初めて大舞台に挑むこととなるオグリキャップ。迎え撃つはタマモクロス。7連勝でオグリと相見えることとなった。

 オグリキャップ同様に芦毛であったことから、“芦毛頂上対決”と競馬ファンが大いに沸いた。

笠松競馬場 - Wikipedia

中央競馬クラシック三冠 - Wikipedia

タマモクロス - Wikipedia

1988年天皇賞(秋) 優勝 タマモクロス   

GⅠレースを連闘。マイルCSからジャパンカップ

 天皇賞(秋)では2着に敗れ、続くジャパンカップでは3着と惜敗が続くも、年末のグランプリ有馬記念では勝利し、初GⅠタイトルを獲得する。

第98回天皇賞 - Wikipedia

第33回有馬記念 - Wikipedia

 

 翌年は秋から始動し、GⅡレースを連勝するも、天皇賞(秋)を2着と昨年と同様の成績。続くマイルCSを勝利する。 

 現在の競馬では考えられないような事でもあるが、マイルチャンピオンシップを勝利し、連闘でジャパンカップに参戦と競馬ファンの間でも賛否があったようだ。

 レースは2着と惜敗も、優勝馬ホーリックスが世界レコードであったことからも“怪物”ぶりを示している。

第100回天皇賞 - Wikipedia

第6回マイルチャンピオンシップ - Wikipedia

第9回ジャパンカップ - Wikipedia

ホーリックス - Wikipedia

1989年ジャパンカップ 優勝 ホーリックス   

 

ステイゴールドの子、怪物オルフェーヴル 

主戦池添謙一が語る“怪物”  

 フランス、ロンシャン競馬場で開催される凱旋門賞に2度出走し、2着2回の結果を残した日本最強馬の1頭。

 第85回凱旋門賞に出走したディープインパクトが3着入線も失格となったことからも、オルフェーヴルが、日本競馬史上凱旋門賞にもっとも近かった競走馬といっても過言ではない。

第85回凱旋門賞 - Wikipedia

レイルリンク - Wikipedia

人をなめている...   

 ただ、オルフェ自身の激しすぎる気性に主戦の池添謙一ジョッキーも相当苦労したようです。

「オルフェーヴルに関しては、乗ってから降りるまで、一つも油断できない」

「いい素質をもっているけど、人をなめている」と語っています。

語り草となっているレース   

 オルフェーヴル自身、道中でレースが終わったと判断したのか、それとも、鞍上の池添を振り落としに外埒に向かったのか...

 それはさておき、逸走後に我に返ったか再度レースに集中。敗れはしたが勝ち馬ギュスターヴクライに詰めよる様は圧巻。化け物か。

池添謙一 - Wikipedia

ギュスターヴクライ - Wikipedia

【阪神大賞典】オルフェーヴルの「暴走」の理由【阪神大笑点】 - NAVER まとめ

阪神大賞典【2012年3月18日阪神11R】 | 競馬ラボ


2012年阪神大賞典    

対等であれと言うことなのか

 父同様、オルフェーヴルが人間に抗うことを何のためにしているのか、と少し考えたことがある。

 主戦の池添謙一が言うように人間をなめているのだろう。ただ、それは対等であれと言うことなのか。

 池添もオルフェの世話を献身的におこない、語りかけていたと聞く。信頼関係を結ぶため。それほどの馬。パートナーと認めてのこと。

得体の知れないやつの中でも、化け物じみていた“怪物”

 騎乗すると言うことは、500キロを超えた得体の知れない生き物に跨り命を預けると言うこと。その得体の知れないやつに命を預ける。

 もちろん、馴致や調教などで人に従順であったりするが、イレギュラーで突如おかしな行動をとるのも、競走馬である。

 その得体の知れないやつの中でも、化け物じみていたのが怪物オルフェーヴルと言っても良い。

 騎手や厩舎関係者の苦労は想像するに容易い。

2012年凱旋門賞 仏ロンシャン競馬場 オルフェーヴル 2着            

ソレミア - Wikipedia

凱旋門賞 - Wikipedia

第91回凱旋門賞 - Wikipedia

ロンシャン競馬場 - Wikipedia

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個人的には...

 優等生でスマートに結果を残すことは素晴らしい。安定的に結果を残し続けることがいに難しいかを競馬からも理解できる。反面、想定を超えない。おおよそ想定内。

 “怪物”的な結果を残したのがステイゴールド産駒のオルフェーヴル。

 父ステイゴールドは海外の引退レースでGⅠ初制覇と、引退レースで最高の結果など、関係者も予期していなかったのではないのか。また、オルフェーヴルも2012年阪神大賞典で逸走も、強烈な追い上げであわやを演出と理解しがたいパフォーマンスを示す。

 好みにはなるとは思うが、個人的には、型破りで破天荒なステゴ産駒のオルフェーヴルが好みの馬である。


元気に爆走ディープインパクト 2016年秋現在

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